日陰になる

かつて日本の大手といわれる会社には、どこにおいても不動産として社宅を持って自社で管理しておりました。
この制度が崩れたのは、1991年以降バブル崩壊と共に始まりました。
不動産売却で最初に手を入れたのが社員用の保養所で、箱根や強羅、軽井沢などの温泉地の不動産売買でした。
そうして、次に企業の総務部や人事部が管理をし全国に点在していた社宅の不動産でした。
社宅は、企業にとっては人事管理制度上重要な意味がありました。
管理職として出世街道を走る人材にとっては、全国を配転させるための人事異動の手段でもあったのです。
バブルによって、終身雇用制が崩れたしわ寄せがこのような社宅にまで及んできたのです。
実際、企業が管理するとなれば社宅のメンテナンスから人事異動ごとに、部屋の掃除や引き渡し事項のチェック、リニューアルなどと経費も莫大なものでした。
大手でなければできるものではなく、当時は入居者はエリートでもあったのです。

このような企業内部の業務は、今はすべて外部に移管することとなりました。
不動産を数多く管理している会社では、社宅の物件も提供しており、仲介手数料を取らないところもあります。
また、長年培った賃貸業のノウハウがあるので、社宅規定なども揃っており企業に代わって契約締結もおこなってくれます。
そうして、何よりも定期的な訪問でメンテナンスもいきとどき、入居者や退去者などのフォローなども行ってくれるのです。
社員もかえって企業が介在していなくて気が楽なところもあるのです。

アーカイブ
カテゴリー
カレンダー
2014年11月
« 6月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930